ポアソン分布とは

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ポアソン分布とは(poisson distribution)

ポアソン分布とは、二項分布B(n,p)B(n,p)において、期待値np=λnp=λを固定し、試行回数nnと成功確率ppをそれぞれnn→∞p0p→0としたときに得られる確率分布です。

ポアソン分布の確率質量関数

ポアソン分布の確率質量関数は以下のように表されます。

P(X=k)=λkeλk!P(X=k)=\frac{λ^k \mathrm{e}^{-λ}}{k!}

ポアソン分布の積率母関数

ポアソン分布の積率母関数は以下のように表されます。

MX(t)=eλ(et1)M_{X}(t)=\mathrm{e}^{λ(\mathrm{e}^{t}-1)}

積率母関数の導出は「積率母関数を用いたポアソン分布の期待値と分散の導出」で説明しています。

ポアソン分布の期待値・分散

ポアソン分布の期待値・分散はいずれもλλです。

期待値

E(X)=λE(X)=λ

分散

V(X)=λV(X)=λ

積率母関数を用いた期待値・分散の導出はこちら

確率質量関数を用いた期待値・分散の導出はこちら

ポアソン分布の共役事前分布

共役事前分布とは、ベイズ統計を扱う際に、複雑な計算を回避するために考えられた事前分布です。

共役事前分布を用いて事後分布を求めると、事後分布が事前分布と同じ分布になるという特性があります。

ポアソン分布は指数型分布族に属するため、ガンマ分布を共役事前分布に持ちます。

データを取ってくる母集団の確率分布がポアソン分布であるとき、事前分布にガンマ分布を設定すれば、事後分布もガンマ分布となります。

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カテゴリ: ポアソン分布

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