E資格合格者インタビュー「学んだことを業務と人材育成に活用」- アストマックス株式会社 三倉さん
アストマックス株式会社のディーリング部担当部長を務める三倉さん。AVILENの「全人類がわかるE資格コース」を修了し、E資格2021#2に合格しました。今回は、E資格の受験を決めたきっかけや、学習の進め方、今後のAI活用についてお聞きしました。(E資格講座について知りたい方はこちら)
E資格合格者インタビュー 三倉さん
ーーE資格合格おめでとうございます!まずは、簡単に三倉さんの自己紹介をお願いします。
金融業界で、自己資産を運用するディーリング部の担当部長を務めています。大学では文学部専攻で、もともと映像業界にいましたが、転職して今の会社に勤務しています。
E資格受験を目指したきっかけ
ーーE資格に興味を持ったきっかけをお聞かせください。
文学部出身で数学の知識は全くなく、プログラミングの知識もほぼありませんでした。ただ、業務で時系列データを扱うことが多かったので、AIに興味を持ちました。
それで、2年前にG検定を取得し、Pythonデータ分析試験を経てプログラミングの知識を身に着け、今回AVILENのE資格講座を受講してE資格を目指したという流れです。
ーー業務で時系列データを扱うことが多いとのことですが、勉強を始める前はどのように分析をしていましたか?
今はPythonでやっているのですが、当時はBloombergの情報をExcelやCSVに落としてきて自分なりにチャートを作って分析していた感じですね。
ーーまずはG検定を取得したとのことですが、G検定を目指したきっかけはありますか?
業務に役立つと思ってAIに興味を持って、自分で書籍を買ってPythonを勉強してみたのですが、あまりうまくいかなくて。まずはAIの全体的な知識を身に着けたほうがいいのかなと考えてG検定を目指したのがきっかけですね。
AVILENのE資格講座を選んだ理由
ーー数ある認定プログラムの中でAVILENを選んだ決め手はどこにありますか?
合格率、コストの安さもありますが、オンラインで完結できるのは魅力でした。1週間スクールに通うということはできないので、コンテンツを見ながら分からないところは質問できるという形式は自分にあっているなと思って申し込みました。
E資格合格に向けた学習スケジュール
ーー文学部出身とのことでしたが、前提知識に不安はなかったですか?
結構不安はありました。事前にPythonのデータ分析試験を受験して、少し知識レベルを上げたつもりだったんですけれども、全然足りないなとは思っていました。AVILENさんの講義を受けつつ、自分で書籍を読みながら少しずつ理解をしていきました。
ーー受講情報を見ると、6ヶ月でしっかりと修了していますが、E資格講座を受講する過程で詰まったところはありましたか?
コースのボリュームも多いし、試験までの時間がタイトだと認識はしていました。G検定やPythonの資格も受験して準備はしていたつもりだったのですが、甘かったなというのはあります。育児や家事もあって思うように勉強時間を確保できなかったなと思っています。
スケジュール的に先が見えなくなったとき、「修了しなくてもいいや」と気持ちを切り替えて、講義内容の理解、課題に力を注いていった感じでした。
20代30代だと、何十万という受講料を払ったから何としても合格しなきゃとガチガチになってしまうと思うんですけど、私のように40代くらいになってくると、時間はないけど多少のお金の余裕は出てくるので、割り切ってコースをやり切ろうという気持ちでした。
ーーなるほど、E資格合格ではなく、E資格講座の勉強に重きを置いたということですね。実際のところ、どのような学習スケジュールで進めましたか?
勉強時間は、朝1時間、平日は仕事の合間に1時間くらい勉強時間を確保していました。土日は子供に付きっ切りだったので、まとまった時間はほとんど取れなかった気がします。
講義動画とコーディング演習を並行して進めて、あとは書籍を読んでいました。
ーー書籍はどういったものを利用していましたか?
「ゼロから作るDeep Learning」の①と②を使いました。他にも「人工知能プログラミングのための数学がわかる本」、「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」を見直してという感じです。
ーーちなみに朝1時間、平日は仕事の合間に1時間のほかに夜はどうしていましたか?
仕事柄、日本の取引所だけでなく海外の取引所も見ていて、基本24時間フル稼働みたいな状況なので、夜も子供が寝て仕事の合間ができたら勉強するという形でした。
ーーE資格講座の修了要件をどのように突破しましたか?
修了試験は、1回目はPython以外落ちました。1回目で問題の傾向を掴んで、用語などを復習して2回目に臨むといった感じでした。
コーディング演習は、ネットで検索しつつ、全く分からないところはAVILENさんのチャットサポートに聞きました。あと、課題提出して返却時のコメントを見て、そういうことかと解決することもありました。
プロダクト開発演習は、まず面談を受けて、テーマをどうやって決めればよいか相談しました。業務の延長でいろいろやっていたというのがあって、株価の将来価格の予測なんていいですかね、といった流れで決めました。課題の中で主にデータの前処理を行ったのですが、それはこれからどんどん業務に活かせそうだと思います。
E資格取得後の手応え
ーーE資格の学習を通じて、感じた変化はありますか?
まず、知識レベルが各段にアップしたと実感があるので、人材育成というところで業務に活かせています。
自分でコードを書いて活用というところに関しては、まだまだ進められていないのですが、E資格取得前から「こうしたことをやればいいのでは?」というアイデアがいろいろ思いつくようになりました。そのうち何個かはコードを書いて使えそうなものなので、今後それを実現していこうかなと思います。
ーー今後、継続してAIを学んでいくためのネクストアクションは何か考えていますか?
ちょうどキャンペーン中だったので、ディープラーニング領域特化研修の時系列データコースを申し込みました。時系列データは業務に直結するので、さらに知識を深めていきたいと思っています。
ーーAI人材の必要性やE資格について三倉さんの考えをお聞かせください。
AI人材はニーズが大きいと思っています。私も採用活動を行ったときなかなか集まらなかったので。
E資格は、AI人材としてステップアップするなら役に立つものだと思います。一方で受講料の負担とか難易度からG検定よりもハードルが高くて、若い人は特に受験を迷うとも思っています。
ただ、今後受験する方には、もし失敗しても数十万円の費用を払うだけで知識と情報を得られるし、その情報はあなたが思っているよりずっと大きく、次に繋がる失敗だからぜひ頑張ってほしいと伝えたいです。
ーー三倉様が所属するアストマックス株式会社でも、これからAI人材を増やしていこうという動きがありますか?
会社としてAIに力を入れていこうという方針ではありますが、採用するにしても育成するにしても結構難しいところではありますね。
ちょうど最近、G検定を持っていて、Pythonを書ける方が入社してきました。今はその方にAVILENさんで教えていただいたことを教えています。将来的にはE資格を頑張って目指そうという形で。
ーーその際はまたAVILENでお願いします!インタビューへのご協力ありがとうございました!
記事の筆者
AVILEN編集部
株式会社AVILEN