E資格合格者インタビュー「機械学習は手が届くものなのだと思いました」-Webエンジニアの福田さん
福岡県でシステムエンジニアとして働いている福田さん。AVILENの「全人類がわかるE資格講座」を修了し、E資格2021#2に合格しました。今回は、E資格の受験を決めたきっかけや、学習の進め方などついてお聞きしました。(E資格講座について知りたい方はこちら)
E資格合格者インタビュー 福田さん
ーーE資格合格おめでとうございます!まずは福田さんの普段の業務内容について教えてください。
私は今、九州の福岡県でシステムエンジニアとして働いております。業種としてはWeb業界で、ポジションとしてはごく一般的なSE(システムエンジニア)です。今年で入社5年となり、Webシステムの構築やWebサイトの保守・運営などを行なっております。
プログラミング言語は基本的にPHPを使用しています。フロントエンドはjQueryやVue.jsを使用しています。バックエンドはLaravelやCodeIgniterなどを使用しています。
E資格受験を目指したきっかけ
ーーE資格講座受講前の前提知識はどのようなものでしたか?
Pythonは趣味でいろんなサイトを見ながら少し触ったことはありましたが、業務で使ったことがあるわけではなかったです。表面的な部分しか知らなかったので「このような記述ができるのか」という所をキャッチアップするのが大変でしたね。ただ、昔C言語やC++をやっていた経験もあり、初めて見る記述でも「この言語だとこういう意味なのかな?」と頭の中で変換しながら学習していました。大変ではありましたが、楽しかったです。
機械学習に関しては2020年のG検定に合格していましたので、G検定で問われる基本的な部分については、なんとなく理解していました。
数学は大学以降まったく触っていなかったので 6、7年前の知識です。統計学は大学でもほとんど触れたことがなく、E資格の講座で初めましてというぐらいの知識です。
ーーG検定を持たれているのですね。G検定を受けられたきっかけは何でしたか?
このご時世、AIというのは当たり前のように全員が使っていくものだと思っています。その状況はわかっていたのですが、当時は機械学習やAIの知識がゼロに等しかったので、何かで勉強するきっかけがないかなとネットで調べているうちにG検定を知りました。
正直G検定というのがどんなものなのか全然わからなかったのですが、せっかく調べて行き着いたので受験しようと思いました。
ーーなぜG検定からE資格を受けようと思ったのですか?
G検定に申し込んだ際、サイトページに”E資格”の文字を見たのが、元々E資格を知ったきっかけでした。そのときは、現状今の働いている会社で AI の知識を使うことがなかったので、試験が高額というのも相まってE資格はまだ受けなくてもいいかなと思いました。
気になっていたけれど受験しない状況が1年、2年とずるずる続いていたのですが、3月ぐらいに僕の性格だとこのままずるずる後ろに行くと永遠にやらないなと思い、やらなければと自分に言い聞かせて受験を決意しました。どうなるか分からなかったのですが、とりあえず突っ込んでみようと思いまして。
AVILENのE資格講座を選んだ理由
ーー数ある認定プログラムの中でAVILENを選んだ決め手はどこにありますか?
一言で言うと、合格率です。
E資格の講座は全部高いので、ここまでお金をかけるのであれば、「どういうプロセスを経て自分が受かる」のか「受かりやすいのか」という点を加味して考えました。AVILENは合格率が90%以上というのをドーンと載せており、サポートもSlackでいつでも質問できるとのことで、ここだったらあまり知識を持っていない自分でも、チャンスがあるのかもしれないと思いました。
E資格合格に向けた学習スケジュール
ーーどのようなスケジュールで勉強を進めていきましたか。
6月の頭から本格的に受講を開始しました。ぎりぎり8月に間に合いそうと思い、3ヶ月で受かるようなスケジュールで動きました。
ただ、スケジュールはきっちりとは組んでいなくて、6月までに機械学習講座を全部終わらせて7月中にE資格に必要な動画というのを見て、残りのプロダクト課題とか修了テストを大急ぎでやっていこう、といった大雑把なものでした。
ーースケジュール通りに進みましたか?
機械学習講座は数学と統計で詰まってしまい、7月の頭ぐらいまで食い込みました。E資格講座は7月に入って、約1ヶ月で終わりましたね。
平日は基本的に1~2時間、休日は4~5時間という感覚で進めていました。
ーー課題やテストはどうでしたか?
僕はAIの開発をしたことがなかったので、プロダクト課題は面談で相談をしました。最終的には画像認識でモデルの層を増やすことによって、どのくらいの性能が上がるかとか、時間がかかるかとかいうのをプロダクト課題にしました。結構ギリギリまでかかりましたね。
「機械学習って限られた人間が使うもの」と勝手に思い込んでいたのですが、プロダクト課題に取り組んでいくと、けっこう手が届くものなのだと思いました。修了試験の1回目は落ちましたが、きちんと隅から隅まで基礎的なところを復習して2回目で受かりました。
残りの時間はE資格に向けて、カリカリカリカリ理論を勉強していったという形になります。
ーーこれから受ける方に、おすすめの勉強方法はありますか?
とりあえず書く”ということですね。やっぱり手を動かして、問題を解き続ける。
数学や統計ではスライドの関係上、解説や数式を省略されている部分があるのですが、その部分を頭の中でそうだよねと納得するだけじゃなくて、手で何度も何度も書いて覚える。
書くのがしんどいなというのもありましたが、それでも書いてみました。書くと、頭の中に定着していって、気がついたときにはわざわざ書かなくても頭の中で、「あっこれか」というのが出てきました。ひたすらがむしゃらに書いてみるというのは、僕の中ではオススメの勉強法です。講義動画に関しては、基本的には一通り動画をバーっと見た後、もう一度動画を見直していました。1回目は「あー、はいはい」という感じで見て、もう一周する時にノートに書きました。僕はノートに書くと言う以外の勉強方法を知らなくて、LSTMやGRUの図とかはノートに何回も何回も書いて頭に入れましたね。
E資格取得後の手応え
ーーE資格取得後、自身や周りで何か変化はありましたか?
はい。まず一つ目の変化としては、G検定やE資格に受かると入れるCDLE(*1)で活発に、AIについての話ができていることです。福岡専用のCDLE Fukuokaもあるので、人とのつながりや知識、知見を得られるような環境に入れたというのは、E資格を取って良かったところです。
二つ目は、E資格を勉強する前に読めなかった参考書が読めるようになったことです。
E資格を受けて基礎的な知識をきちんと得ることによって、この数式が頭の中でこういう意味だから、こうですという変換ができるようになりました。それによって知識や知見が広がったので良かったと思っています。
ーーE資格に関してはどう思われますか?
E資格はきちんと認定の講座を受けた人たちが最終試験を受けることができるというようなステップを踏んでいるので「僕はAIとか機械学習で食っていく」と思っている人にはおすすめだと思います。
ネットでも機械学習に関する記事はたくさんあり、だいたいのエンジニアはそれを見て書くことはできます。しかし、その裏でやっていることがどういう意味か答えられる人はほとんどいないと思います。E資格を受けて、合格するまでの勉強を終えると、裏で何をしているのかということをきちんと理解できるようになります。記事を見て実装した後の性能向上などは、理論や数式など基礎的なことを知っている人じゃないと踏み出せないと思います。
ーーE資格を検討している方へ一言お願いします。
社会人であれば、20万、30万なんて、長い年で考えると大した出費ではないと僕は思っています。そういうのを学びたいと思ったのなら、お金とか考えずにとりあえず一歩踏み出してみた方がいいです。何年か働ければ、もとは返ってくるはずです。お金や時間を気にして、こういう勉強する機会とかを捨てるくらいだったら、思い切って一歩踏み出す道もあるんですよと、伝えたいですね。
ーーありがとうございました!
記事の筆者
AVILEN編集部
株式会社AVILEN