【三菱UFJフィナンシャル・グループ×AVILEN】グループ15社横断、756名でデータサイエンスコンペを実施し、人材発掘・育成の裾野を拡張

【三菱UFJフィナンシャル・グループ×AVILEN】グループ15社横断、756名でデータサイエンスコンペを実施し、人材発掘・育成の裾野を拡張

三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)は、データサイエンス人材の発掘・育成を目的に、2021年度からデータサイエンスコンペを開催しています。

第三回となる「MUFGデータサイエンスコンペ2023(以下、コンペ)」では、グループ内企業15社から756名が参加する大規模なコンペティションとなりました。

今回は、コンペの企画・運営を担当した、三菱UFJ銀行 富永様(※)、三菱UFJ銀行 秋山様(※)、三菱UFJインフォメーションテクノロジー 杉山様(※)、三菱UFJ信託銀行 西村様(※)にお話をお聞きしました。
(※)MUFG兼務

写真左から杉山様、西村様、秋山様、富永様

MUFGデータサイエンスコンペ開催の背景

ー 2021年度、2022年度と継続して開催しているMUFGデーサイエンスコンペですが、改めてこの取り組みの目的についてお聞かせください。

富永氏:
データサイエンスコンペ開催の目的は「データを活用できる人材の発掘と育成」です。
データをビジネスに活用するニーズの高まりから、MUFG全体で取り組むことが重要であると考えています。
また、データサイエンスコンペは、本部やDX・データサイエンス関連部署に限定せず、裾野を広げてデータサイエンスに強みを持つ人材を発掘・育成できるきっかけにもなります。

MUFGデータサイエンスコンペ2023の概要

– 3年連続でAVILENをパートナーに選定していただいておりますが、選定理由についてお聞かせください。

杉山氏:
過去2回の開催結果を踏まえて、MUFGの特色を捉えて柔軟にサポートしていただける点が魅力的でした。
また、参加者に提供するEラーニングが充実している点、企画・運営を通してデータサイエンスに精通したスタッフのサポートが受けられる点も選定ポイントです。

コンペの企画・運営

– 過去2回のデータサイエンスコンペを踏まえて、データサイエンスコンペ2023の企画のポイントを教えてください。

杉山氏:
データサイエンス初学者の参加者が多いことから、過去2回を通じて、コンペ課題の提出率向上が課題でした。
2022年度に引き続き、自分のレベルにあったコンペに参加できるようにテーマ・レベルを設定しつつ、初学者向けにコンペ開催前のEラーニング学習期間を伸ばす工夫をしました。

– コンペのレベルを「Basic」と「Advanced」に分けましたが、テーマ設計はいかがでしたか?

富永氏:
「Basic」は初学者にとって取り組みやすいテーマで、「Advanced」は2021年度、2022年度と継続して参加している人にとっても挑戦的なテーマだったので、ちょうどよい難易度設定だったと思います。
他のコンペティションにも参加したことがありますが、時間をかけてしっかり学ぶとスコアが伸びますし、実務で使える要素も多いので、よく考えられた取り組み甲斐のあるテーマだったと思います。

– 今回はグループ横断15社756名の参加となり、前回に引き続き大規模のイベントとなりました。参加者の募集はどのように実施しましたか?

富永氏:
三菱UFJ銀行では、参加資格を設けず、全員が参加できる形式で募集しました。
告知については全行員へのお知らせに加えて、ITスキルを保有している社員向けに人事部経由で個別に連絡を取り参加者を募り、各グループ会社では、応募方法についてそれぞれ工夫して募集を行いました。

西村氏:
三菱UFJ信託銀行では、社内研修のステップアップの施策として本コンペを位置づけ、研修とコンペの接続性を意識した告知を行い、全社から参加者を募りました。

秋山氏:
グループ各社に対しては、グループ横断のAIに関する会議でも2023年度コンペの告知をしましたね。

– コンペの企画〜実施は、どのようなスケジュールで進めましたか?

秋山氏:
2023年9月からのコンペ開催を目指して、2023年3月頃に企画を開始しました。
まずは前年度の振り返りを行い、その後開催方針を策定し、5月にグループ各社に告知しました。
6月に参加者の募集を開始し、8月にはコンペ開催前のEラーニングを開始するスケジュールで進めました。

コンペ終了後の手応え

– データサイエンスコンペ2023を終えてみて、事務局の皆様が得られた気づきをお聞かせください。

杉山氏:
今回の参加者はChatGPTを活用してコンペに取り組むことが多かったです。2022年度までのコンペとは明確に異なる点だと思います。

秋山氏:
コンペ成績上位者の顔ぶれに変化が見られました。
2022年度開催の上位者は、DXやデータサイエンス関連部署での業務経験者が多かったのですが、今回は業務経験や大学での学習経験のない参加者のランキング入りが目立ちました。
まだまだMUFG内にデータサイエンス人材がいることを再認識しました

また、幅広い部署の参加者から「今後の業務に活用できる知識が身に付いた」というコメントも寄せられ、データサイエンスの裾野が広がっていると実感しました。

西村氏:
今回、初めて事務局として企画・運営に関わり、参加者の意欲の高さに驚きました。
また、前回結果に悔しさが残っていた参加者から、2023年度の開催に向けて自己研鑽して再挑戦できたという声を聞いて、コンペを継続して実施していることが社員の自己研鑽継続のきっかけとなっていることを実感しました。

– コンペの参加者やマネジメント層からの反響をお聞かせください。

秋山氏:
アンケートの結果では、全体的に参加者の満足度は高い傾向にありました。
「今後も全社的に推進してほしい」や「さらにデータサイエンスを学びたい」など前向きなコメントを多数いただきました。

西村氏:
参加者からは、「Eラーニングが充実していた」や「知識を体系的に整理するきっかけになった」など、コンペ開催前のEラーニングに対する肯定的なコメントもいただきました。
「Advanced」の第一位が三菱UFJ信託銀行の社員だったこともあり、マネジメント層からの注目度がさらに上がったと思います。

AVILENをパートナーにしてよかったポイント

– AVILENをパートナーに選定して良かったポイントを教えてください。

富永氏:
コンペのテーマや難易度の設定が良く練られていたのが良かったです。
特に「Basic」は初学者向けの簡単なタスクでありながらも、時間をかけて試行錯誤した結果が、成果としてモデルの精度に反映されているのが見て取れました。

コンペ運営サポートについては、参加者からのコンペに関する問い合わせに対して、Slack上で迅速に対応いただけたのはありがたかったです。
特に参加者同士の会話で着地点が見えづらいものでも適切に対処してくれたり、トラブルがあっても迅速にリカバリーしてもらうことができたり、サポートが手厚かったので安心感がありました。

秋山氏:
コンペ企画時に、2021年度と2022年度を踏まえて先回りして様々なご提案をいただき、大変心強く感じていました。

杉山氏:
参加者からコメントもいただいた通り、コンペの企画・運営だけではなく、事前学習のEラーニングの質も高かったです

西村氏:
今回初めて事務局としてコンペの企画に関わったこともあり、データサイエンスに知見のあるAVILEN様にサポートいただけるのは心強かったです

今後の展望

– 今回のコンペ開催の結果を踏まえて、DXの推進、データサイエンス人材の育成などに関する今後の展望・意気込みについてお聞かせください。

富永氏:
今回のコンペでは、DXやデータサイエンスの専門人材だけでなく、様々な職種の人材が上位に食い込んできました。
データサイエンスの中でも、データ分析は勿論、データの前処理や可視化も広く様々な業務で役立つスキルですので、裾野を広げていく活動を継続していきたいと思います。

西村氏:
グループとして、保有している大量のデータを活用できるスキルは今後ますます重要になると考えています。
本部や一部の専門部署だけでなく、さまざまな部門や拠点にデータサイエンス人材がいる状態を目指していきたいです。

また、コンペはデータ分析スキルに注目しているので、コンペと研修を組み合わせてデータをビジネスに有効活用できる人材の育成に取り組んでいきたいです。