【AI人材育成事例_りそな銀行×AVILEN】全社員のIT・デジタルリテラシーの向上

【AI人材育成事例_りそな銀行×AVILEN】全社員のIT・デジタルリテラシーの向上

株式会社りそな銀行(以下、りそな銀行)は、DXを通じて持続的な成長を実現するべく、全社員のIT / デジタルリテラシーの向上に取り組んでいます。

AVILENは、りそな銀行が必要とするデジタル人財のあるべき像とスキル定義、実業務を想定したAI活用の企画研修をご支援いたしました。

今回は、りそな銀行 人財サービス 人財育成室で全社の人財育成を牽引する榊原様にインタビューを実施しました。

りそな銀行が取り組む人財育成

–りそな銀行が掲げる全体戦略について教えてください。

榊原氏:
りそな銀行では、2023年度から2025年度の中期経営計画を「リテールNo.1実現への加速に向けてコーポレートトランスフォーメーション(CX)に取り組む最初の1,000日」と位置付け、サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)、デジタルトランスフォーメーション(DX)の潮流等を見据えた「変化への適応」および「収益・コスト構造改革のさらなる加速」を目指しています(※)。

これらを実現するために、リテール特化の歴史の中で培ったグループの強みを活かした「ビジネスの深掘」と、新たな価値の創造への挑戦を通じた「価値創造力の強化」、グループ連結運営のさらなる強化と一体的な基盤改革を通じた「経営基盤の次世代化」に取り組んでいます。

※参考:https://www.resona-gr.co.jp/holdings/about/strategy/plan.html

– 榊原様が所属する人財育成室のDX人財育成における役割を教えてください。

榊原氏:
全社のDX戦略を実現するために、全社員へのIT / デジタルリテラシー教育、業務効率化・付加価値創出に向けたリスキリング施策の企画・推進をしています。

- これまでに実施してきたDXにかかる人財育成施策にはどのようなものがありますか?

榊原氏:
2019年度からITリテラシー向上を目的として、全社向けに「IT頭脳強化プログラム」を展開しました。

具体的には、以下2本柱で推進しました。

・ITパスポートの資格取得推進
・VBAプログラミング、データサイエンス基礎講座、セキュリティ関連スキル講座など、本部社員向けに内製していた講座の全社員向けに展開

ITパスポートの資格取得者数をKPI指標としており、2023年4月時点で、約4,500名の資格取得者を輩出しました。

DX人財像・スキル可視化プロジェクトについて

– 今回のDX人財像・スキル可視化のプロジェクトが立ち上がった背景について教えてください。

榊原氏:
一口に”DX人財”と言っても、求められるスキルは各業界さまざまだと思います。
金融業界では、本部が担う業務と支店が担う業務が異なるため、社員それぞれに求められる業務領域やスキルが異なります。
さらに、冒頭でお話しした通り当社には、「リテール特化」で事業展開をしてきた歴史があります。
りそな銀行のDX戦略を実現するためには、りそな銀行ならではのビジネスモデルを加味したDX人財像を言語化する必要があると考えました。

DX人財像・スキル可視化

- AVILENは、DX人財像・スキル可視化を8つのステップに分け、2022年はSTEP1〜5を伴走支援いたしました。

  • STEP1:DX人財の役割分類
  • STEP2:本部・営業店の役職別に役割整理
  • STEP3:求められる能力のレベル別言語化
  • STEP4:各人財と能力レベルの紐づけ
  • STEP5:スキルの洗い出し・紐づけ

本プロジェクトで得られた成果を教えてください。

榊原氏:
りそな銀行には、DX企画部、データサイエンス部、カスタマーサクセス部など、DXに関するプロフェッショナル人財が多く在籍し、より専門的な知識・スキルの習得が必要となる部署があります。
これらの部門と横ぐしで全社の人財育成を議論する際の”共通言語”を策定することができたのは、大きな成果だと考えています。

社員ひとりひとりが目指すべき人財像と身に付けるべきスキルを理解できるように、本プロジェクトで定義した78項目のスキルを分類・整理して、研修プログラムとして展開していくことが次のステップです。

- AVILENのご支援はいかがでしたか?

榊原氏:
DX人財育成の専門家としての切り口から、参照すべき情報や人財・スキル定義のフレームワークなどの知見をスムーズにご提供いただけました。

AIビジネス企画研修

- DX人財スキル策定のプロジェクトとともに、業務で扱うデータをもとにAI活用を企画するビジネス研修を実施しました。
本研修の受講対象者はどのように選定しましたか?

榊原氏:
2022年度の上期に公募型で実施したBPR研修を受講した社員のネクストステップとして、本研修を実施しました。

– 研修実施で得られた成果を教えてください。

榊原氏:
研修で得られるアウトプットのレベル感を知ることができました。これは、今後着手する「身に付けるべきスキルと学ぶべき研修」の紐づけを検討する際に非常に役立つ情報だと考えています。

今後の取り組み

– 今後の取り組みについて教えてください。

榊原氏:
DX人財像・スキル可視化の次のステップとして、可視化したスキルと研修プログラムの紐づけをしていきます。
また、AI関連の企画を推進するために必要なスキルセットを学べる実践的な研修とデータサイエンス・AIの汎用的な知識を学べる研修を検討していきたいと考えています。

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