【DX人材育成事例_アイネット×AVILEN】DXと新規ビジネス企画を学ぶ新入社員向け研修

更新日
【DX人材育成事例_アイネット×AVILEN】DXと新規ビジネス企画を学ぶ新入社員向け研修

近年、急速なテクノロジーの進化とビジネス環境の変化に伴い、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進できる「DX人材」が企業の競争力を左右する要素となっています。

その中で、ITサービスプロバイダーとして先進的なクラウドサービスをワンストップで展開する株式会社アイネットは、新入社員研修プログラムにDX研修を組み込む独自のアプローチで、社内のDX人材育成を加速させています。
今回はアイネットの人事部の山口様と嵐田様に、新入社員向けDX研修の実施概要や実施後の評価についてお話を伺いました。

写真右:株式会社アイネット 総務人事本部 人事部 課長代理 山口様/左:総務人事本部 人事部 嵐田様

アイネットが取り組むDXと人材育成

– まずは、アイネットの全社的なDX方針について教えてください。

当社に求められるDX支援の顧客ニーズは多種多様ですが、大きく分けて以下4つの形式でお客様のDX推進をご支援しています。

  • 技術力やデータサイエンスの知見を活かしてシステム開発
  • 働き方改革ソリューションに繋がる商品・サービスの提供
  • 在宅勤務でのセキュアな環境確保のためのセキュリティサービスの提供
  • サイバー攻撃や情報漏えいの防止に対応するセキュリティ強化のサポート

    この中でも、とりわけデータサイエンスの知見はますます重要になってきており、最重点課題として位置付けています。


– お客様のDX推進を支援する立場として、どのように社員の人材育成に取り組んでいますか?

当社に求められるデータサイエンス人材像を「ビッグデータから価値を創出し、社会や企業のビジネス課題を解決するプロフェッショナル」と定義。
「データ分析やAIなど特定分野のスキル・知識をもつ専門家」という一般的な定義よりも幅広くとらえ、ビジネス課題解決のためにデータを活用できる人材と位置付けています。

また、この定義を踏まえて、当社のデータサイエンス人材に必要とされるスキルは、以下の3項目にしました。

  • 情報処理、人工知能、統計学などの情報処理系の知識を理解し、AIモデルを構築するデータサイエンス力
  • データを意味ある形で使えるよう、AIモデルを活用しAIシステムを実装・運用するAIエンジニア力
  • 社会や企業のビジネス課題を整理し解決するビジネス解決力


より高度なレベルでお客様のDX推進をご支援するためには、AI・データサイエンスに関する高度な知識・スキルを習得できる人材育成プログラムで、社員のスキルアップをサポートする必要があると認識しております。
そこで、2022年3月にAVILENと資本業務提携し、社内のAI・データサイエンス人材育成を加速させています。


当社では、「IT人材のあるべき姿として、顧客から信頼される人間力と技術力のある人材を育成すること」を目的に、新入社員研修や年次別研修、幹部育成研修等の階層別研修や、技術研修、語学研修まで幅広く研修。
これらの研修によって、若手やシニアすべての世代が活躍できることを目指しています。

【関連プレスリリース】アイネットと資本業務提携契約を締結 ~AI・DX人材育成からAI関連開発まで全面的に連携~

アイネットの新入社員向けDX研修

– 新入社員育成に関する制度や取り組みについて教えてください。

当社は、新入社員に対して、入社から1年間のサポートを行っています。

入社後約1か月間は、新入社員全員で社会人としての基礎や技術の基礎知識を学びます。
その後、システムエンジニア / データセンターエンジニア / 営業の3つの職種に分かれて、各職種に必要な基礎知識を身に付ける研修を実施します。

また、現場に配属された後も、新入社員1人ひとりに配属部署の先輩社員がマスターとして付く「マスター制度」を実施しています。
マスター制度の実施期間中も集合研修を実施する等、入社から1年を通して新入社員をサポートする内容となっています。

今回のDX研修は、新入社員全員を対象として以下のようなカリキュラムで実施しました。

※2023年新入社員向けDX研修実施概要

AVILENは、本研修の企画・コンテンツ作成・研修実施をご支援しました。

①DX研修

◆目標
社会背景の理解やDXに必要な要素、事例の学びを通じてDXの必要性を明確にする

◆カリキュラム

  • DX概論
  • 顧客体験とその必要性
  • カスタマージャーニーとは
  • 良いUX/悪いUX
  • デジタル技術
  • データ利活用

②新規ビジネス提案研修

◆目標
問題解決アプローチ方法を会得し、問題解決の観点で新規ビジネスのアイデアが創出できる

◆カリキュラム

  • 問題/課題の考え方
  • 課題解決に沿ったフレームワーク
  • アウトプット内容(目的課題、施策、KPIなど)


– 研修実施後の評価について教えてください。

研修全体を通して、グループワークや自らで調べる時間を多くとる手法であったため、受講者にとって知識を吸収しやすい印象を受けました。
また、DXやAIという言葉は知っていてもそれをどのように活かしていくかを改めて考えるきっかけになったと思います。

データ利活用や顧客体験は、新規ビジネスを提案する際に避けては通れない要素だと思います。
新規ビジネス提案研修の最終発表では、そのような観点を盛り込むことができていて、研修の内容を活かすことができていると感じました。

新入社員からも、「改めてDXとは何かを学び、DXをどう活かすのかを考えるきっかけになった」、「新規ビジネスを検討する上で、必要な要素を学び、発表に活かすことができた」という意見が多く、新入社員からも高い評価を得られたと感じています。

※新入社員のアンケート回答(一部抜粋)

  • 当たり前だと思って使っていたものがもっと便利になる余地を見いだすことや、逆にこんなものがあるといいなと思ったものがもう製品化されているなど、面白い発見があった。
  • DX研修を通して、新規ビジネスの考え方を知ることができた。ただ良い商品を提案するだけではなく、顧客視点でサービスや商品を考えることが重要であることを知ることができた。
  • グループワークが多く、調査や意見を出す中で理解が深まった。

今後の展望

– 今後の取り組みについてお聞かせください。

今回のDX研修を受講した新入社員には、引き続き、当社の強みである「一年間のサポート」を実施中です。

来期の新入社員には、各職種に必要な基礎知識を身に付けてもらうために、職種ごとのDX研修の実施を検討しています。

引き続き、AVILENと協力してDX人材の育成に注力していきたいと思います。

開催予定/配信中のウェビナー

AI変革で成果を出す企業は何を先に決めているのか?